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酒場にて12月

その店はガード下にワイワイとやっていた。

軒下にビニールのカーテンを吊るしてほのかな結界を巡らしていたが、市の脇道に位置して燻煙が道行く人の鼻腔に気を持たせる程充満させた。

老若問わず入れ替わりに呑み楽しく過ごす場所になっていた。

焼き台はひっきりなしに串を焼いて廻して、端でヤカンで熱燗を沸かして、ヤカンに注ぎ出した一升瓶の滴は隣の煮込みの鍋に注がれる狂想曲を奏でる場となっていた。

此処では皆語り合い、呑みあい、笑いあうひとときを過ごし、また次の場所に動く。